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井垣孝之(弁護士/ブロックチェーンベンチャー/新事業創出・経営改革コンサルタント)。個人が、チームを変え、組織を変え、社会を変えるために必要な物事の考え方や、役立つ情報をまとめるブログです。

庚子の2020年、干支の意味を踏まえた社会の動きと個人の未来予想

2020年、庚子の年になりました。あけましておめでとうございます。

 

一般的には今年はねずみ年と呼ばれていますが、正確には庚子(かのえ・ね)の年です。これは陰陽五行説の誕生時から数千年近く使われている暦の呼び方ですが、60ある干支(かんし)には、すべて意味があります。

 

今回は、陰陽五行説的な意味合いを手がかりに、2020年の社会の動きと、私個人がどう動くかについてまとめたいと思います。

 

「庚子」という年の意味合い

 

庚(かのえ)とは、木・火・土・金・水という五行のうち、「金」を陰と陽に分けた陽を意味します。金の陽が庚、陰が辛です。

 

庚は、鋼や武器を意味します。斧が一番わかりやすいかもしれません。

漢字の成り立ちは諸説ありますが、鐘が吊るされている状態であったり、植物が殻を破って姿を表す直前の姿を表したとも言われています。精神世界ではなく物理世界で、硬いもので切り裂いていく、押し通すイメージです。そこから、改革や古いものを置き換えていくといった年になるといった流れが導かれます。

 

他方、子(ね)は、ねずみですが、このイメージは新しいものが始まって増えていくという意味から来ています。漢字の構成を見ると、終了の「了」と、始まりの「一」が組み合わさってできていますが、終わりから始まりへという意味であり、子どもの姿をかたどった漢字と言われています。

 

また、庚と子という干支の組み合わせ自体にも意味があります。庚は金の陽ですが、子は水の陽を意味します。五行説では金が水を生む関係とされており、庚が子のはたらきを加速させるというように見ます。

 

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以上を踏まえると、庚子の2020年は、いよいよ現実世界で改革が進み、古いものが新しいものに入れ替わり始め、終わりと始まりが融合して、どんどん新しいものが出てくる年になるという意味合いを見て取れます。

 

実際の社会動勢を見てみると、2020年には、団塊の世代が全員、70歳を超えてきます。そうすると、彼らが一気に一線から引き始めるので、いよいよ団塊ジュニア世代の時代が始まります。昭和の価値観が本格的に終わりを告げ、団塊ジュニア世代が一番長く過ごした平成の価値観が支配的になります(まだ令和にはならないでしょう)。

 

これにより、昭和の時代には当たり前だったことが当たり前ではなくなり、どこかの時点でころっとまったく違う価値観が当たり前のものとして受け入れられる瞬間が来ると予想します。

 

たとえば、少子化による人手不足という社会情勢から始まった働き方改革は、長時間会社のために尽くして当たり前という昭和の価値観の変容を促すきっかけになりました。今はまだ、昭和の価値観の修正というレベル(つまり、長時間労働をできるだけ減らす)でしか働き方改革は実践されていませんが、2020年は、それがごそっと平成の価値観(1日最大でも8時間までしか仕事をせず、それ以外は自分の好きなことをする)を前提とした改革に置き換わるのではないかと思います。

 

庚子の2020年は、現実に即した実践に基づいて、新しいものがどんどん始まり、古いものが新しいものに自然と置き換わっていく、そんな年になると予想します。

 

2020年の流れの予想と動き方

 

以上のような予想を前提にすると、2020年は抽象的なビジョンや夢を語るのではなく、現実に手を動かしてひたすら新しいものに置き換えていくということをやる年になると思います。

 

また、変化を起こすということは一人ではできませんので、積極的に色んな人と関わり、協力者を作って、みんなで手を動かして新たな秩序を生み出していくということが大切です。そういう意味では、団塊ジュニア世代が団塊の世代を追い出すのではなく、協力する/してもらうというやり方がポイントになるかもしれません。

 

さらに、今までの常識が覆ってくると、伝統的な職業や業種にも大きな変化が起こる可能性があります。たとえば、弁護士という職業や製造業という業種は、いずれも歴史のある職業ではありますが、新しいもの(たとえばリーガルテック・AI・ブロックチェーン)が入ってくると、一気にその意味合いが変わってくることもあり得ます。

それに備えて、自分の仕事の意味を考え直し、実際に手を動かして将来に備える準備をするということが重要になりそうです。

 

2020年は、他者との関わり、古いものと新しいものの融合、変化に向けた実践あたりがキーワードです。

 

個人的な動き方

 

現在の私の主な仕事は、弁護士・新事業創出&経営変革コンサルティングブロックチェーンという3つの軸からなっています。経営コンサルティングは変革を目指すものであり、ブロックチェーンは破壊的な変化を起こすための手段ですから、今年は、抽象的なビジョンを掲げたりせず、ひたすら経営コンサルティングブロックチェーンの領域で手を動かすということをやりたいと思います。

 

また、弁護士業も、リーガルテックの躍進により、特に企業法務領域におけるサービス提供の仕方が従来から大きく変わっていくと予想しています。その中で、リーガルテックでは代替できない価値を提供するという方向性と、リーガルテックをうまく使い、サービスの提供方法を効率化するという方向性の両方に挑戦します。

 

同時に、どんどん新しい価値観やサービスが生まれており、私自身キャッチアップできていませんし、私だけでは解決できない問題もたくさんあるので、2020年は積極的にいろんな方に会いに行き、お話させていただきたいと思っています。もしこの記事を読んでおられる方で、お付き合いいただける方は、ぜひお気軽にSNSやコンタクトフォームからご連絡ください!

 

ちょうど東京オリンピックがあるので、オリンピックが終わるまでに手を動かして実績を出し、仲間を増やし、それを踏まえて次の新たなビジョンを掲げるという流れがいいのではないかと感じているので、それまでに新たに10人と出会い、コンサルティングで結果を出し、弁護士業でも新しい領域の開拓を完了させておくのが目標です。

 

2020年もよろしくお願いいたします。